11か月後ではなく、発売当日に届く通知
4つの経路、3つの頻度、5種類のイベント。あるいは週1メールだけ。僕より落ち着いた人向けの選択肢もあります。
通知というのは、ささやかな暴力です。誰かが「自分の用件のほうが大事だ」と判断し、ポケットの中の板がそれに同意した、という出来事なので。
なので、ここはかなり慎重に作りました。通知を送るために存在するアプリを作りながら、僕はいまだに世の中の通知の大半は悪だと思っている。この矛盾が、このページに書かれている設計判断のほぼすべてを生みました。
お知らせする価値がある5つのこと
- 新刊が出た。 本題。あなたがここにいる理由そのもの。
- 予約が始まった。 予約しておけば発売日の0時に届き、予約したこと自体は忘れ、過去の自分からの素敵な贈り物が突然到着します。
- 発売日が発表された。 カレンダー上に実在する。確定。開催決定。
- 発売日が変わった。 前倒しも延期も。友達に日付を教えてしまっているなら、なおさら知りたいはずです。
- 発売がもうすぐ。 発売日前のひと声。前の巻を読み終えておく時間が作れます。
4番目は毎回こたえます。発売が6週間ずれても告知はなく、商品ページの数字だけが静かに書き換わる。僕らは前日のデータと差分を取っているので、その静かな変更はもう静かではいられません。
受け取り方を選ぶ
経路は4つ。それぞれ個別にオン・オフできます。
- メール。 堅実枠。どの端末でも届くし、機種変更しても生き残ります。
- ブラウザプッシュ。 タブを閉じていてもデスクトップに通知が出ます。
- スマホプッシュ。 モバイルアプリ経由。ポケットの中で受け取りたい人向け。
- アプリ内のみ。 一切邪魔しません。次に開いたときにバッジが待っているだけ。礼儀正しい選択肢です。
適切な通知の数とは、機嫌のいい日のあなたが自分で選ぶ数であって、成長指標が絶好調だった日のアプリが決めた数ではない。
頻度も選ぶ
3段階。正直、最初のやつを選ぶべき人はそんなに多くありません。
- 即時。 配信された瞬間にスマホが震えます。2シリーズだけ追っていて、そのうち1つを本気で待っている人向け。
- 毎日まとめ。 メール1通に、その日起きたこと全部。既定値にしているのには理由があります。
- 週1まとめ。 日曜あたりにメール1通、まるごと総括。60シリーズ追っていて、欲しいのは割り込みではなく読書リストだ、という人向け。
僕は週1です。追っているシリーズが多いので、毎日メールが来ると受信箱がスロットマシンになりました。週1に変えたら、ささやかな週末の楽しみになった。ここは本当に人によります。
受け取り方を一度決めるだけ。あとは確認ではなく読書の時間です。
通知を設定するやらないと決めていること
復帰を促すメールは送りません。「お久しぶりです!」も送りません。「見逃している情報があります」も送りません。連続記録も、アプリを開いた回数のバッジも、この10年でソフトウェアに後付けされたあの手の賭博的な仕掛けも、一切ありません。
その週にあなたのシリーズで何も起きなければ、その週は何も届きません。沈黙は機能です。沈黙は、システムが正常で、作家が今まさに書いているという意味です。
なお、読書そのものを促すリマインダーも、毎日・毎週・毎月から選べます。既定はオフ。読書について罪悪感を煽る通知は、なかなかに残酷な代物なので。
よく聞かれること
- アプリを入れずにメールだけで通知を受け取れますか?
- 受け取れます。メールは単体で機能し、何もインストールする必要はありません。モバイルアプリとブラウザプッシュはあくまで追加の選択肢です。
- 新刊がない週でもメールは届きますか?
- 届きません。中身が空のまとめメールは送信しない設計です。静かな週は、受信箱も静かなままです。
- シリーズごとに設定を変えられますか?
- 経路と頻度はアカウント単位の設定です。ただし興味のない個別の新刊は非表示にできるので、シリーズ別設定が欲しくなる場面はおおむねこれで足ります。
- 「即時」はどれくらい速いですか?
- 毎日のスキャンが変化を検知した時点で送信されるため、最悪の場合は配信からおよそ24時間後になります。送信の速さではなく、ストアを確認できる頻度が上限を決めています。
発売初日に、その場にいる。
経路とペースを決めたら、あとは読書に戻るだけ。
新刊通知をオンにする