棚を作る。40シリーズが1列に並んだ画面は、もはや人質事件だから
自分で名前をつけ、自分の順番で並べる棚。絵文字も付きます。人生は短いので。
最初から40シリーズの人はいません。だいたい4つから始まります。4つは美しい。4つは1画面に収まる。アプリを開けば全部見えて、人生をきちんと管理できている人間の気分になれます。
それが40になると、アプリを開く行為は、3月からひたすら物を放り込み続けた押し入れを開ける行為に変わります。
棚を作る。名前は何でもいい
グループは、あなたが定義する棚です。名前をつけ、絵文字をつけ、あなたにしか通じない順番にドラッグして並べる。機能としてはそれだけ。
実際にどんな棚が作られているのか。匿名化されたグループ名を眺めて、勝手にほっこりした結果がこちらです。
- ジャンル別。 📚 なろう系、🐉 ハイファンタジー、🚀 スペースオペラ。王道で、ちゃんと機能します。
- 気分別。 「頭を使わない」「本当に面白い」「移動中用」。人が本を分類する本来のやり方はこれです。
- 進捗別。 「追いついた」「遅れてる」「投げたけど未練あり」。最後のやつが背負っている感情の量よ。
- 勧めてきた人別。 「◯◯のせい」。この形式が驚くほど多く、全部好きです。
- 一緒に読む用。 読書会の棚とか、兄と二人で追っているシリーズの棚とか。
人はデータベースのように本を整理しない。グループは、頭の中の分け方そのままで並べるための道具だ。
並び順は手動。これは意図的です
グループは、あなたが置いた順に並びます。五十音順でもなく、追加日順でもなく、謎のエンゲージメントスコア順でもありません。
今いちばんワクワクしているものが「あ」から始まるとは限らないからです。棚というものの本質は、いいやつが目線の高さに来ていること。あなたの目線の高さはアルゴリズムには測れません。あなたにはわかります。
まず1つ作ってみてください。1つあるだけで、リストが読めるものに戻ります。
グループを作るグループはそれぞれ独立したページ
グループはダッシュボードの絞り込みではありません。1つずつがちゃんとしたページになっていて、収録シリーズ、各シリーズの次の1冊、直近の新刊が並びます。
つまり金曜の夜に「頭を使わない」を開けば、全部正解の選択肢が6つ並ぶ。真面目な文学的野心の棚をスクロールで通過しなくて済みます。
ページである以上、共有もできます。ライブラリ全体を渡さずに 🐉 の棚だけを送る、といった具合に。共有の仕組みはそのままグループ単位でも使えます。読書会でよく使われていますし、友人を特定ジャンルに沼らせようとしている人にも人気です。ソフトウェアの用途として、これほど高潔なものは他に思いつきません。
小さい機能なのに、効き方がおかしい
技術的にはこのアプリで一番おもしろくない部分です。中間テーブルとドラッグハンドル。スキーマは一文で説明できます。
それでいて、蔵書の多い人が使い続けるかどうかを決めているのはこの機能です。下の追跡がどれだけ優秀でも、使えないリストは放置されるので。蔵書の難しさは集めることではなく、見つけることのほうにあったわけです。
よく聞かれること
- 1つのシリーズを複数のグループに入れられますか?
- 入れられます。好きなだけ複数の棚に置けます。「ハイファンタジー」と「遅れてる」に同時に入っている、というのはとても一般的で、とても正直な組み合わせです。
- ライブラリ全体ではなく、1つのグループだけ共有できますか?
- できます。グループには専用の共有リンクがあるので、他に何を読んでいるかを見せずに棚を1つだけ送れます。
- グループ数に上限はありますか?
- グループ数にも、1グループに入れられるシリーズ数にも上限はありません。
- グループによって届く通知は変わりますか?
- 変わりません。グループはあくまで整理のためのもので、中のシリーズはすべて同じように追跡されます。
山積みを、蔵書に戻す。
自分で名づけた棚を、自分の順番で。
シリーズを整理する